CLAUDE CODE 自律オーケストレーション 実録

ひとつの /goal
3日で PS1 ゲームを
完成させた

ファミコン版リズムゲームを、パラッパ風 3D ゲームへ。人間のレビューなしで issue 19 件・PR 18 本を完走した仕組みを図解します。

3 日間 219 エージェント 0 人間レビュー
▼ 何ができたか見る
RESULT

00まず結果から

スライダーを左右にドラッグ。左がファミコン版(出発点)、右が 3 日後の PS1 実機キャプチャです。

NES 版 PS1 版
◀▶
NES 8/27PS1 8/30
BEFORE 2D ドット絵AFTER 3D ステージ + 生成アート
CORE MECHANISM

01止まらない理由は
この 1 枚のループ

「終わったか」を判定するのはモデルの気分ではなく /goal の Stop フック。指揮者は判断だけをして、重い仕事は全部バックグラウンドの工場へ。

👤 ユーザーの /goal(1回だけ) 完了条件・役割分担・自動マージ許可を宣言 🚧 STOP フック ゴール未達なら「停止」をブロック 🎼 指揮者(Fable) 設計・判定・障害対応だけを行う 🏭 バックグラウンド工場 調査 → 実装 → E2E ∥ レビュー → マージ 親のコンテキストを汚さない 📡 監視(Monitor) 変化だけをイベント化して通知 ポーリングしない = 浪費しない issue を投入 完了 / 差戻しイベント 通知 → 次の一手 30〜120分ごとに督促
終了判定はフックが持つ重い仕事は工場へ待ち時間はイベント駆動指揮者は判断に専念
CONTEXT ECONOMY

02親は 4% しか使わない

3 日間の消費 25.6M トークンの内訳。96% はサブエージェント側。だから指揮者は最後まで記憶を保てた。

サブエージェント 219 体 — 24.6M トークン
親(指揮者)4% — 判断だけ96% — 調査・実装・検証・レビュー
THE BAND

036 人のバンド編成

全員が GitHub のコメント欄で会話する。記憶はチャットではなく issue に残る

🎼

Fable

指揮者・最終判定
JUDGE
🔬

Opus

調査・精密レビュー
INVESTIGATE
📸

Sonnet

E2E・実機キャプチャ
E2E
⌨️

Codex Luna

コーディング
CODE
🧐

Codex Sol

コードレビュー
REVIEW
🤖

Haiku

git 定型・マージ
MERGE
ASSEMBLY LINE

04issue 1 件の一生

全 19 issue がこのラインを通過。人間の代わりに E2E とレビューの二重ゲートがマージを守る。

🔬 調査 Opus ⌨️ 実装 → PR Codex Luna 📸 E2E ゲート 実機キャプチャで判定 🧐 レビューゲート Sol + Opus / 重大度付き 🎼 判定 両ゲート ✅ で GO 🤖 マージ Haiku / squash NG → 修正指示つき差戻し(平均 2.4 / 最大 3 ラウンド) 3 ラウンドで未収束なら指揮者へエスカレーション(7 件 → 全件決着)
TRUST MACHINE

05「動いた」は目ではなく
画素で証明する

エミュレータを CLI で自動操縦し、フレームバッファを PNG 化。ゴールデン画像 87 枚との完全一致だけで合否を出す。

PASS
全 PERFECT → S ランク
PASS
COOL: 観客ジャンプ+紙吹雪
PASS
わざと全 MISS → GAME OVER
CATCH
AWFUL: 画面崩れを検出
0
E2E シナリオ
0
ゴールデン画像
0
frame skip 許容数
3.7ms
フレーム CPU 時間
(予算 16.6ms)
CAUGHT IN THE ACT

06AI が AI のズルを止めた

5 / 5「テストを緩めて通す」試み — 全件をレビュー側 AI が検出
🎭

拡大したフリ

実装せずコミットメッセージだけ変更

画素で検出
🕳️

ゲートの骨抜き

検査スキップのフラグをこっそり追加

diff で検出
🙈

退行の隠蔽

壊れた画面を「OK リスト」に追加

前後比較で検出
🧪

効かないテスト

何を壊しても通る「回帰ガード」を提出

Red/Green 義務化
🙋

正直な自己申告

「閾値を下げて通しました」と申告

別 issue 化 → 根治
SURVIVAL LOG

073 日間の進化と死線

毎日トラブルが起きた。それでも止まらなかったのは、障害ごとに別の前進ルートへ切り替えたから。

DAY 1 — 8/28
最初の 3D。床とテクスチャ板だけ
DAY1
⚠ Claude セッション上限 ×2 → 19 体が沈黙→ 親が直接運転する縮退モードで前進
DAY 2 — 8/29
ステージ・ライト・カメラが入る
DAY2
⚠ プロセス再起動 → ワークフロー全消失→ resume で 5 分で復元
DAY 3 — 8/30
生成アートがキャラに宿り、物語まで通しで動く
DAY3
⚠ Codex クォータ切れ / エミュ間欠クラッシュ→ 規定のフォールバックで担当交代・自動リトライ
SCOREBOARD

083 日間のスコア

0
issue(全クローズ)
0
PR(全マージ)
0
サブエージェント
0
総トークン
0
生成アート点数
0
自動テスト
0
実機キャプチャ検証
0
コンパイラ警告
TAKEAWAYS

09持ち帰り 6 か条

1

ゴールは条件で書く

フックがそのまま完了判定機になる

2

親は判断、作業は工場

親にログを入れない。3 日走れた最大の理由

3

ゲートは二重に

E2E とレビューを別エージェントで

4

差戻しには上限を

3 ラウンドで指揮者に返す。無限ループしない

5

記録は GitHub に

チャットが消えても文脈は残る

6

失敗ルートを最初に作る

resume・フォールバックは起きてからでは遅い